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「頭が悪くて勉強好きな人」のための勉強法

前回、スティーヴン・コヴィの「7つの習慣―成功には原則があった! 」にある、緊急性と重要性による時間管理のマトリックスを紹介した。これに限らず、2つのパラメータのスイッチオン/スイッチオフで、4つのグループを作り、物事をそこに分類すると、さまざまな物事がクリアになる場合がある。

たとえば、有名なところでは、フランス人とイタリア人とスペイン人とポルトガル人の違いを際立たせるために、「金持ち度」と「気前の良さ」の2つのパラメータを使ったマトリックスがある。

1. 金持ちでケチなのがフランス人
2. 金持ちで気前がいいのがイタリア人
3. 貧乏なくせに気前がいいのがスペイン人
4. 貧乏でケチなのがポルトガル人

しばらくこのマトリックスにはまって、いろんなものを手当たりしだい分類していたことがあった。これについては別の機会に話しますが、このマトリックスが特に有効と思えるのが、2つのパラメータが「似て非なるもの」である場合だ。たとえば、「お勉強が好き」と「頭がよい」は混同されがちだが、それぞれの定義はともかくとして、2つが明らかに異なる概念であることは、なんとなく次の4種類の人間がいることでも分かる。

1. 頭がよくて勉強好きな人
2. 頭がよくて勉強嫌いな人
3. 頭が悪くて勉強嫌いな人
4. 頭が悪くて勉強好きな人

高校生のころ、教科書をひゃーっと1回読んで全部憶えてしまうクラスメートが何人かいた。それから、直接の知り合いではないが、オーケストラのスコアにひゃーっと1回目を通して全部記憶して、すぐにピアノで弾けるという人がいた。「頭がよい」の定義はさまざまと思うが、私にとってはこういう人が「ひえー、頭いい!」と思える人の典型だ。ざんねんながら、自分にはこういう頭の良さはない。特に、学習能力の中でも記憶力が人よりかなり劣っているような気がする。だから、高校の授業でも、全体的に成績はぱっとしなかったが、特に年号とかを覚えなければならない歴史とかはお手上げだった。

さて、上述のマトリックスで言うと、たいていの人は1か2か3のどれかに当てはまるのではないかと思う。そして、いちばん目立たないと言うか、「そう言えば、あまり見たことないわね?」と思えるのは、4の「頭が悪くて勉強好きな人」ではないだろうか。そして、ある日、自分はまさにこの珍しいタイプに分類されるのではないかということに気づいた。そして、自分が飛躍的に「伸びた」と思えるのは、そういう自分の姿に気づいたときからだった。

自分の強み(勉強が好き)と弱み(頭が悪い)がはっきりわかったからだ。

自分を正しく認識することで、自分に一番合った勉強法がわかる。たとえば、試験に受かるなどの目的を達成しようとするとき、「2.頭がよくて勉強嫌いな人」の場合は、頭がよいという強みを最大限に発揮しながら、勉強嫌いという弱みを克服すべく、勉強時間をできるだけ切り詰めるなどの努力をするべきだ。一方、「4.頭が悪くて勉強好きな人」は、おのずからそれとは異なるアプローチをしなければならない。人々は必勝勉強法通りにやって思うようにいかないと落ち込むが、落ち込む必要はない。あたりまえのことだが、タイプによって勉強法を変えねばならないのだ。

つまり、自分の場合、人が「3回教科書を読んで内容を憶えた」と言うのを聞いて、自分が3回読んで憶えられないことに落ち込んではいけない。たんに、10回読めばよいだけだ。勉強は嫌いではないから、自分のする努力としては、教科書を10回読む時間を確保するだけだ。簡単なことだ。大学生活も後半にさしかかったころ、ようやくそれがわかった。

上述の「強み(Strengths)」と「弱み(Weaknesses)」は、自分の内的な要因だが、これに外部のファクター「機会(Opportunities)」と「脅威(Threats)」を加えると、ハーバード・ビジネス・スクールの有名な、SWOT分析になる。自分の場合、試験の1ヶ月前に試験準備計画を立てるときに、簡単なSWOT分析をしたことで、試験前の頭の中のゴタゴタが整理されてクリアになった。

自分の試験準備のためのSWOT分析はこうだ。
(内的要因)
・ 強み: 勉強が好き。
・ 弱み: 頭(特に記憶力)が弱い。疲れやすい。
(外的要因)
・ 機会: 勉強の教材が職場に豊富にある。
・ 脅威: 仕事が忙しく、勉強時間を確保するのが難しい。

SWOT分析のいいところは、次に何をしたら良いかがクリアに分ることだ。つまり試験合格という目標達成のために、上述の「強み」と「機会」を最大限に利用し、「弱み」と「脅威」をできる限り取り除くことがポイントだ。たとえば、「勉強が好き」と言うのはほとんど唯一の自分の強みなので、これを維持し、強化すべく、勉強する内容を楽しいと思い続けられるような時間配分を工夫する必要がある。特に、気分的に盛り上がって「もっと続けたい」と思ったときでも、時間が来るとストップして、仕事や運動など別のことをやるようにした。

最大の「脅威」だった時間マネージメントは、前回ブログに書いた方法で何とかクリアできた。問題は、今回のように記憶力が勝負の試験で、どのようにして自分の弱い記憶力を補うかということだった。試験科目は4教科で、教科書は100ページ位だが、試験場に当地の六法全書と電卓を持ち込むことができる。六法全書には、コンメンタールの抜粋や判例なども載っているので、どこに何が書いてあるかさえ記憶できれば、かなり助けになりそうだ。でも、条文は500条以上もあって、しかも(わたしの目には)順不同に並んでいる。とても憶えられそうにない。

とりあえず、最初の2週間で教科書にマーカーやペンで書き込みをしながら徹底的に読むことを繰り返した。大体理解できたところで、対応する法律の条文と一緒に何度か読んだ。そして、最後はスーパーマーケットでレジに並んでいる間も、ジムで自転車をこいでいる間も、少しずつの時間を利用して、六法の関連する判例の部分を読み続けた。どんくさいというか、泥臭い勉強法だが、結局自分にはこれが一番合ってるみたいだ。

その間に気をつけたことは、1つの教科をまとめて長時間やらず、4つの教科を2−3時間ずつ区切ってやることだった。これは、以前トニー・ブザンの「頭がよくなる本」から学んだ勉強法だ。これを読んでもまだ頭は良くなっていないようだが、記憶に定着させるコツやマインドマップのテクニックが今回の勉強に役に立った。4つの科目をぐるぐるまわりながら少しずつ勉強すると言う方法を取ると、ある日ひとつの教科を勉強して、他の教科を一巡して4日後にまたその教科の勉強に戻ったとき、前に勉強したことを完全に忘れていると言うことが起こる。いっしゅん絶望的な気分になるが、それにめげずにまた始めから教科書を読み直すと、前回勉強したことをだんだん思い出してくる。そして、3回目、4回目と同じ教科を勉強するときには、かなり記憶が強化されてきて、だんだんと忘却の淵が浅くなってくる。これは、頭の悪い人だけが味わうことのできる、勉強の醍醐味だ。(笑)

もうひとつ、効果のほどは半信半疑だったのだが、2年前に当地で講習を受けたフォト・リーディングを応用してみる気になった。フォト・リーディングは、高速でページを繰りながら、ページに印刷された文字を、まるで写真を写すように大量に脳にインプットしていく技術だ。夜寝る前に瞑想をし、集中力が高まったときを見計らって、ひざの上に六法全書を広げ、フォト・リーディングをするということを10日間ほど毎晩繰り返した。

上述のフォト・リーディング講習中、小型の辞書が生徒に配られ、全員でそれをフォト・リーディングをした後、先生が、ある単語を言い、その単語がページのどの位置にあったかを、辞書を見ないで当てると言うゲームをした。このゲームがなんとほぼ十発十中で正解だったので、今回、六法全書の内容を憶えるまでには至らぬまでも、何条に何が書いてあるのかを覚えるのに役立つのではと思ったわけだ。

さて、教科書を10回繰り返して読んだお陰なのか、フォト・リーディングのお陰なのかは不明だが、試験中は、必要な条文にすみやかにたどり着くことができた。特に条文の番号を覚えようと努力したことはなかったのだが、教科書に出てきた条文の番号がいつの間にか頭に入っていた。また、教科書になかった問題が一題出たのだが、この問題を解くために必要な条文を全て見つけることができた。

フォト・リーディングは、すごく簡単で、高いお金を払って講習を受けなくても、参考書を読むだけで簡単にできるので、一度試してみてください。参考書はここ↓をクリックください。
ポール・シーリィの「あなたもいままでの10倍速く本が読める」。

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