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ダイビングによって瞑想の初心に立ち返りました(1)

 「呼吸と瞑想の日々」と言うタイトルでブログを書いている自分であるが、瞑想のために最後に座ったのはいつのことだろうか?と自問してみる。

たぶん、2008年秋にドリパールのゴエンカ式瞑想センターで3日間の瞑想合宿をしたときが最後ではないだろうか、という情けない回答にたどりつく。

上述の3日間合宿で、自分の場合本当に深い瞑想に入るには3日間の助走期間が必要だということに気付いた。つまり3日間合宿では、助走期間を経ていよいよこれからと言うときに合宿が終わってしまう。そのため自分の場合、瞑想合宿に参加するとしても10日間合宿でないとあまり意味がないことに気づいた。

とはいえ、仕事も忙しくなってきており、特にサービス業の自分の場合、休み中もPCと携帯電話を手放すのは不安になっていた。10日間も外界との連絡を遮断される10日間合宿への参加はちょっと無理だろうなあという感じである。

一方で、これまで瞑想合宿に参加しても、合宿を終えると日常生活ではほとんど瞑想をしない。短い時間でも毎日瞑想をする方が、10日間の合宿に年1回参加するだけで終わってしまうよりいいじゃないか、と気が付きました。

とりあえず、2008年の3日間合宿で同室になった妖精のおばさんに倣って、1日20分から始めることにした。ただ、この1日20分を確保するのが大変に難しい。

ます、狭いアパートの南西の窓際に置いたソファを自分の瞑想場所と決める。このソファは、なぜか亭主のグリはほとんど座らず、わたしも意識しないと座らない特別な場所なのだ。瞑想の場所にぴったりだ。亭主のグリに、
「私は、これから毎日20分間、ここで瞑想するからね」
と言ってみる。
「うん。わかった」
とグリは意外と素直に応じてくれた。
「瞑想するって事は、その間、音を立てたり話しかけたりしてはいけないってことなのよ」
「うん」
「テレビもラジオつけちゃだめなのよ」
「うん」
「20分間よ」
「うん」
「新聞に面白い記事があって、私に話しかけたくなってもよ」
「わかってるよお」

合意が得られたので早速始めることにした。5分ぐらい経ったとき、グリが私のそでをつんつんと引っ張る。
「ねえ、なにやってるの?」
無視していると、
「ねえ、ねえ。なにやってるんだよ?」
「瞑想」
その途端、
「ゴ〜〜〜ン」
と言う厳かなグリの声が響いた。グリは、瞑想には銅鑼の音が必要と思ったらしい。私は狭いアパートでこれ以上瞑想をすることはあきらめることにした。

そこで、2009年秋から、ほぼ毎朝通うジムで30分間の自転車こぎをする間、目を閉じて体の各部分に意識を移動させていくゴエンカ式瞑想をすることにした。ジムであるから、チアフルなバックグラウンドミュージックが流れており、ちょっと通常の瞑想のをできる環境ではないのだが、とりあえず目的は果たせる。隣で新聞を読みながら自転車をこいでいるグリにも瞑想を妨げられることはほとんどない。これは当初はなかなか功を奏したのか、2009年秋から年末まで意志薄弱な自分としては結構すごい気力と集中力を出せた

***

ただ、人は(というよりも、私は)どこまでも自分を甘やかすようにできているのだろう。毎日の習慣のジムのトレーニングも瞑想も、無意識的に自分が楽できる方法を見つけるようになっていたらしい。それに気づいたのは、この年末年始の紅海のダイビングでの痛〜い経験のお陰であった。

ジムの自転車と筋トレとストレッチであるていど体力がついていると思っていたのだが、一年ぶりにダイビングをした翌朝は肩から背中にかけて筋肉痛でばりばりであった。酸素タンクの重さは20キロちょっとで、ジムの筋トレで持ち上げている重量より軽いはずなのだが、水の外では何故か50キロぐらいの感じで腰と背中にずんと来る。日頃の鍛え方が甘かったことを思い知った。

それと同じように、2日目の12月28日と3日目の29日に指導員と一緒に水中10メートルで、非常時のテクニックについておさらいをしている時、

「本当の瞑想の集中とは、こうあるべきなんだ。これまで私が毎朝自転車をこぎながらしていた瞑想の集中は偽物だった」

と気づく体験をした。

このように気づくことができたのは、生命の危険にさらされたからだった。逆に言うと、楽観的な私は生命の危険にさらされないと、本当の集中力を発揮できないと言うことがわかった(笑)。

つづく

***

ビデオはダイビング村から見る砂漠の日没。砂漠と海のように、厳しく、優しい年末年始でした。




 
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