2007年の春に放射線治療が終わったころ、ちょうどこのブログを始め、毎朝、少しずつジムとプールに通うようになった。平日は、ジムでは筋トレはせず、軽いヨガとストレッチのようなことを20分ぐらいして、その後20分ぐらい泳ぐという生活を2年ぐらい続けていた。
自分は子供のころからものすごく体が硬いのが悩みだったが、あきらめずにストレッチを毎日続けている内に、すこしずつ体が柔らかくなってきた。この期間は、手術の後遺症で両手がリューマチになったり、左腕がうまく上がらなかったり、五十肩に苦しんだりと、色々あったが、すこしずつ体が快調になってくるようだった。
びっくりしたのは、2回目の瞑想合宿(2008年)に行った時、股関節が柔らかくなっていたせいか、半跏趺坐(はんかふざ)でかなり長い間座っていても疲れなくなっていたことだった。
さらに、その2008年のちょうど今頃、同僚のWちゃんが矢上裕という人の書いた「
女性のための自力整体 」という本を貸してくれた。夜寝る前に、野口式整体をやっていた(やろうとしていた)自分であったが、朝は、このその中の一部の体操を、10分ぐらい淡々と毎朝続けていた。
毎朝続けられたのは、あまりしんどくない上に、やっている最中とても気持ちが良いからだろう。
3か月ぐらい続けた時に、それまでできなかったポーズ、胡坐をかいて左に寄せた右足のつま先を、背中の後ろから回した右手でつかんで15秒ぐらい保つというポーズが、ぐりの助けを借りると、できるようになっていることに気がついた。
これをしばらく続ける内に、これまで内側にくるりんと巻いていた両肩の骨が、正常に外側に向けられるようになっていることに気付いた。この内側くるりんは、たまに他の日本人の女の人にも見かけるが、わたしのように若いころ背が高いことに悩んでいた女は、肩身が狭いので、肩を内側に丸め込む癖がついてしまうのである。それが、自力整体のおかげで、がんこに内側に向いていた肩の骨が正常な位置に戻ったらしいのであった。これまでは床にあおむけに寝ると、両肩が内側に向いているので床につかないほどであったのが、自然に両肩が床につくようになった。
それから、整体と直接の関係があるかは不明なのだが、自力整体をやったあとすぐに快便!があるようになり、また、体重もこれまでのやせすぎから標準体重になった。
そして何よりうれしかったのは、ある日、オフィスで自分のデスクに座っている私の後ろ姿を見たWちゃんが、
「うわっ、まりあさん、すごく姿勢がいい!」
と叫んだ時だった。
「ほんとお?そう言われてみれば、確かに自分でも姿勢が良くなった気がする」
「ほんとですよ。まりあさんね、以前は、デスクに座っている後ろ姿が猫背な上に、こう、後ろから見るとくにゃっとS字型になっていて左右対称じゃなかったの」
「ひえー、ほんと?」
と自分でも驚いたのであった。
なにか、骨盤が良い位置に戻って、弾力があって、その上に弾力のある背骨がしっかり乗っている気がする。とても楽なのであった。この1年ほど肩こりもほとんどない。
この本は、皆さんに薦めたいですが、なんとYouTubeでも見れることに気付きました。きれいなモデルさんではなく、矢上先生じきじきの実演に、はじめはちょっとびびりましたが、大変ためになります。ぜひお試しを。
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